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ロシアン・ルーレットのShinMakitaのレビュー・感想・評価

ロシアン・ルーレット(1991年製作の映画)
2.0
*SPY×FAMILY 第2期放送記念:東西冷戦映画特集



〈story〉
1991年。CIAを退職した老スパイ、サム・ボイドは、古巣から「一回限りの現役復帰」を打診される。それはスパイの交換。作戦立案者が旧知のCIA幹部エリオットではなく、国防総省の人間というのが気になったが、ボイドは承諾。ワシントンで逮捕したKGBスパイ、ピーター・グルシェンコを連れてベルリンに飛び、20年前にソ連に囚われたU2機パイロット・ソベルと交換するのだ。壁が崩壊し東西が繋がったばかりの地下鉄のトンネル内で、両端から二人を歩かせて交換するという昔ながらのやり方だ。グルシェンコとソベルがゆっくり歩き出す中、ボイドは双眼鏡でソベルを観察する。肩凝りからか、大きく首を回すソベル。その姿は、2日前ダレス空港で隣のカウンターにいた男にそっくりだ。しかも顔をよく見ると、新聞で見たテキサス大学の教授に似ているではないか。教授は数日前に誘拐されたと報道されている。となると、あれはソベルではない!そこでボイドは咄嗟に銃を抜き発砲、するとKGB側も攻撃を仕掛けてきた。ボイドはグルシェンコの手を引き、ベルリンの街を逃走。何とかワシントンのエリオットに連絡を取り、セーフハウスを手配してもらう。だがそこに待ち構えていたのは、ボイドらを始末するために用意された爆薬だった…



「ロシアン・ルーレット」


90年代アタマに作られたスパイ映画でジーン・ハックマンとミハイル・バリシニコフが共演。監督はスタトレで有名なニコラス・メイヤーです。ベルリンの壁が崩壊したばかりという背景をうまく利用したストーリーですが、言って見ればスパイ映画版の〈スケアクロウ〉ですね。オチが弱いんですが、そこまでの緊張感はなかなか。お暇ならゼヒ。
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