十字軍の兵士として戦っていたロビンが、ひょんなことから領主の子供の代わりとして生きることになる物語。
葦毛の馬に乗って移動し戦うロビンの姿や、城攻めの迫力、船に乗って大群で攻めてくるフランス軍にイギリス軍が挑む戦いなど引き付けられるものはあるが、ストーリー上ではグッとくるところがなかった。「親を殺されたロビンが良い領主となって国家を変えようとするもうまく行かず、最終的にスモールコミュニティを作り自活することになる」というストーリーではあるが、ロビンが大きく他者から影響を受けて自らを変えることやドラマティックな展開がなかったことがパッとしなかった点だろう。そもそも題材が悪かったのかもしれない。