円柱野郎

ロビン・フッドの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

ロビン・フッド(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

主演のラッセル・クロウがごつい!カリスマ性は見事だけど所謂ロビンのイメージとはちょっと違うかも。ただ、10年間の十字軍遠征を生き延びたのだから、これぐらいタフそうな貫禄があった方がリアルなのか? そもそも、この映画は12世紀の英国をリアルに再現しようとする感じが見て取れるので、ごついロビンというのも意図的だろうね。
ラッセル・クロウが主演ということもあって、全体的には「グラディエーター」的な重厚的史劇のノリで見応えは十分。その上でロビン物語として有名なプロットも上手く取り入れ、リアル感と戯曲的なノリとのバランスが上手い。物語のテンポも良いし、登場人物が多い割に相関も理解しやすい。リドリー・スコットの職人的演出感が感じられますわ。ただこのジャンルの映画として目新しいところはないので、そういう意味では物足りなくも感じる部分があるのも事実。まあこうなると、ハードル自体がずいぶん高くなっているのだけどね。
個人的には、「BOB」や「ER」に出ていたスコット・グライムスが脇役で活躍しているのが嬉しい。
円柱野郎

円柱野郎