Ryoma

心の旅のRyomaのレビュー・感想・評価

心の旅(1991年製作の映画)
4.2
あることがきっかけで、記憶を失ってしまったハリソン・フォード演じる敏腕弁護士。自分の生きてきた過去を俯瞰的に、第三者と同じ視点で顧みることで、仕事や出世よりも家族など人生における大切なことに気付いていく過程がとてもいい。看過しがちな世の中の様々なこと、いくつかの不条理で成り立ってしまっている社会に対して、彼のなんの混じり気もない純粋な気持ちが警鐘を鳴らさんとする姿勢も心地よかった。爽やかであたたかい気持ちになる終わり方も好き。
“他人は色々言うけれど、自分の生きたいように生きればいいんだよね“という強いメッセージを彼らから受け取った。


STORY
ヘンリー・ターナーは、ニューヨーク屈指のエリート弁護士。今日も大病院の失態の責任を救うと、訴えていた患者を後に裁判所を出た。家では毎日仕事で奔走する為、妻や娘と余り接点を持っていない。そんなある日、彼はタバコを切らしたために深夜ストアに行き、そこで偶然居合わせた強盗に撃たれてしまう......。
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