nam

太陽の王子 ホルスの大冒険のnamのレビュー・感想・評価

3.7
「高畑勲・宮崎駿2人の巨匠の原点的作品!」

1968年の作品。高畑勲初監督作品でありつつ、宮崎駿が舞台設計として入り、本格的にアニメ制作に携わったという歴史的にも重要な一本。

序盤こそダイナミックなアクションや選ばれし少年、悪の親玉みたいな存在が登場し、「これはクラシカルな王道の冒険活劇かな」と思いきや中盤以降に登場した謎の少女ヒルダ(CV市原悦子)が出てきてからはほぼ彼女の物語。

ある秘密を抱える彼女の葛藤や内面を描いていたりと子ども向けかと思いつつ、深いドラマになってました。

両巨匠のその後の作品に通じるエッセンスも感じることができ昔の作品ながら素晴らしいクオリティでした。
nam

nam