OSHO

太陽の王子 ホルスの大冒険のOSHOのレビュー・感想・評価

3.7
高畑勲の初監督作品、そして、はじめての監督作品でまだ20代の若手アニメーターの1人でしかなかった宮崎駿を作画担当として大抜擢していたのですね。

日本初の本格テレビアニメ、鉄腕アトムが作られたのが1963年だし、1968年は日本アニメにとってはまだ創世記。
高畑勲さんも宮崎駿さんも日本アニメ創世記はから活躍していたとは知らなかった。

主人公ホルスの冒険物語。
ストーリーは前半はあまりにも淡々と進んでいくのだけど、
中盤に謎の美少女ヒルダが登場してからは、急に複雑に、そして、面白くなる。

そして、子どもが見たらトラウマになりそうな展開に…
さすが、高畑勲監督、デビュー作から一筋縄ではいかない映画を作ってきます。
やっぱり、高畑勲監督はデビュー時から(良い意味で)異常者でした。

高畑勲さん、宮崎駿さんの制作したアニメなので、当時にしては、映像のクオリティはかなり高いとは思うけど、やはり古い。
(昔の中国のアニメを観ている感覚に陥ることも…)

それと、中盤の戦闘シーンの箇所に静止画で誤魔化してる感じがあったのも、個人的にはとても残念でした。
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