四人の男女が織りなす不思議な人間模様。
若くて美男美女でもないのに何ともいえない魅力を感じつつ心寄せながら鑑賞。
わたくし中年男性の立場としてはこの男たちの姿には真から笑えないんだよね。鏡に写る自分の姿を見ているようで身につまされる思いになってしまった。若い人ならコメディとして楽しめるようだけど、我々の世代にはシリアスな展開でちと辛い。でも、ロードムービーのようなワクワク感がありロックンロールで元気をいただいた。ぎこちないけれどひとつの淡い恋が実ってめでたしめでたし。
初アキ。初フィンランド映画。小津安二郎を敬愛しているという。登場人物と同じ目線で撮影された固定カメラ。監督の優しさが伝わってくる。
「愛しのタチアナ」（1994）🚖
https://youtu.be/fw_bSakd564
