幌舞さば緒

ドラゴン怒りの鉄拳の幌舞さば緒のネタバレレビュー・内容・結末

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

日清戦争後の上海で調子づく日本人たちへ鉄拳制裁ボッコボコ


台詞メモ

「彼はよくこう言っていた。精武館で教えられてきた言葉だ。〝武術とは自らの心身を鍛えるために学ぶもの。人と競うためではない〟流派争いにも異を唱えた。武術界のすべての人が心を一つにして国に尽くすべきだと説いていた。我々はその教えをしっかり心に刻むべきだ。彼の遺志に従って国を強くしなければならない。1人ひとりの中国人が頑強な肉体を作り世のため国のために尽くすのだ。そして次の世代に幸せをもたらそう」

「俺は精武館で1番弱い門弟だ。だが日本武道を試してみたい」

「覚えておけ。中国人は病人なんかじゃない。食え。今回は紙だが次はガラスを食わす」

「我ら日本の武道家がなめられていいのか」「黙ってはいられません」「日本の武道家は世界一ですからね」

「お前、中に入りたいのか?四つんばいになれ。日本人の飼い犬として入れてやる」

「我々は心身を鍛えるため毎日稽古に励んでいる。勝手は許されるのか?なぜ誰にも相談しない。日本人が道場を荒らしお前を引き渡せと言ってきた」

「精武館に託された教えを我々が受け継がねばならない。道場を守り続けるためにも命を粗末にするな」

「君との結婚のための帰郷なのに…台無しだな」「気にしてないわ。すべてが収まってここに戻ってからでいいの」

「私たちの夢を覚えてる?師匠の教えを受け継いで精武門を広める。温かい家庭を築いて子供を2人持つ。男の子と女の子。あなたは毎日精武館で教えて私は家事をする。稽古が終わったら2人で子供を迎えに学校へ行く。夢は叶うかしら?」「叶うさ」「あなたの心が変わっていなければね。本当に愛してる?」「師匠と同じく命より大切な人だ」

「ここは日本人の租界だ。彼らを怒らせると面倒だ」

「日本領事館から要請が来ているんだ。明日までにチャンを渡さなければもう容赦しない」

「大日本帝国は素晴らしい。何でも世界一だ。今のダンスなんぞも実にお見事でした」

「私のような立場の者は人種に関係なく道理を貫きます」

「まだ1日ある。何としてでも奴を捜し出せ。日本人には逆らえない。たとえ逮捕しても恨むなよ」

「師範、ここまでされてまだ黙っているんですか?我々は我慢しすぎた。正しいのはチャンだ。日本人め!」

「領事館の者だ。中に入れたまえ。殺人犯を捕まえる」「チャンなら私が責任を持って引き渡します」「中国人など信用できない。通したまえ」

「答えてくれ。正直にな。俺が自首すれば精武館は守られるのか?どうなんだ?」「約束しよう。私だって中国人だからな」…「よく聞け。自分の罪は自分で償う精武館に手を出すな」
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