当時は余りの恐ろしさにまともに見れなかったが、今は発想の素晴らしさに目が離せない。
シガニー・ウィーバーを一躍時の人にした本作だが、出演キャスト全員がとても魅力的でベストキャスティングに思えた。
まず宇宙人に悪意を感じるようになったのは、明らかにこの映画のせいにも思える。人体に訳の分からない生物が寄生するという発想が凄すぎるし、恐ろしい要素に溢れすぎていて驚くばかり。特殊メイクなどの技術もまだそんなに発達してない時代にこれだけリアルな宇宙生物を作り上げたのは本当に凄いと思う。宇宙と言う閉鎖された広大な空間と宇宙船の密室空間での緊張感が尚更怖さを助長している上、会社の裏切りやアンドロイドの暴走など展開が素晴らしすぎて終始目が離せなかった。終盤の自爆装置の展開は余りの緊張感にこちらまで歯を食いしばる始末。ラストはリプリーのセクシーショット含め見所も満載。
昔は何回もテレビ放送しているが、全部まともに見れたのは、3回目位だったと思う。正にトラウマレベルのSFホラー大作。
