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女房学校のmingoのレビュー・感想・評価

女房学校(1961年製作の映画)
3.9
梅次センセとあらば観に行かなくちゃならんとばかりに久方ぶりの神保町シアターへ。音が残念だったけど、オープニングの久里洋二のタイルを用いたかわいいアニメーションが炸裂。かと思えば斜めに偏ったお富士さまを捉えた超絶ファーストショットに唸る。マダムX(果たして誰が演じているのかは観てのお楽しみ。センセの妻と言えば…)に唆されて、お富士・叶・ボイン(朝丘雪路の映画一ボインが強調されているかも…)のキャラの異なる三人の奥さまが浮気を実行するモダンな夫婦像を演じている。夫婦生活の機微と浮気のスリルを銀座のダンスホール、箱根のゴルフ場付きホテル、浅草?のドヤの中の二段ベッドとロケ地のクセもさることながら都会的な明るいセンスで描く梅次センセは流石!
山本富士子の父役の小沢栄太郎が珍しく気の好い役柄を演じてて「夫婦は雨の日もあれば風の日もある。」的な悟った発言に謎に感銘を受けた…肝心のモリマはこんな役はじめてみたなぁという変てこな金魚オタク役でクセ強め!西村晃はもっとキチガイ…笑
助監督に古澤健吾。
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