かじドゥンドゥン

アキラ AKIRAのかじドゥンドゥンのレビュー・感想・評価

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
3.8
物質に宿りうる知性。それを自在に操る能力者が稀にいて、その中でも特に優れた者がかつて「アキラ」と呼ばれた。人類はそのアキラを有効利用しようとしたが、失敗。1988年に首都・東京は壊滅した。

その後、新東京が復興。政府の軍組織は秘密裡にアキラの研究を続けている。

孤児院で育ち、職業訓練学校に通いながら、暴走族の一員としてグループ間抗争に明け暮れる少年テツオは、何かにつけて自分を助け支えてくれる兄貴分のカネダに対し、徐々に苛立ちを覚え、反発するようになる。そんなテツオが、自分の能力に気付くと、それをとことん利用してカネダのみならず人類を圧倒することを選択、力を増大させ、まるで悪魔と化す。ところが、その力を制御できなくなったテツオは、暴走し出す。彼は、複数人の能力者の団結と犠牲のもとでようやく打ち倒され、粉々になって宇宙に拡散する。