どーもー、どうも!
ミ◯クボーイですー!
お願いしますー!
ありがとうございますー!
ありがとうございますー!ねっ!
今、『ブレイドランナー』より、飯屋の店主から2ついただきましたけどねー!
もうこんなん なんぼあってもいいですからね!
ホンマ言うたら2つで十分やけどねー!
ありがたいですよー!
ねー、言うとりますけどもー!
マッチョ「いきなりですけどね、ちょっとウチのオカンがねー、好きな映画があるらしいんやけど、その名前を忘れたらしくてねー」
角刈り「映画の名前忘れてもうてー どうなってんねんそれー」
マッチョ「せやねん。まぁ、色々聞くんやけど、全然わからへんねんなー」
角刈り「わからへんのー ほな、オレがね、オカンの好きな映画のタイトル、一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたかっていうの、教えてみてよー 」
マッチョ「オカンが言うには 第三次世界大戦後の2019年の東京が舞台の日本が誇るSFアニメ映画らしいねん 」
角刈り「あぁー、『AKIRA』やないかい! その特徴は完全に『AKIRA』やんかー!!原作者の大友克洋が監督を務めて、製作期間3年、総制作費10億円という、当時のアニメーションでは考えられないほどの時間と労力を掛けた作品で、日本のみならず世界的に影響を与えた超本格SFアニメやんかー!!すぐわかったやんこんなんー」
マッチョ「ちょっと、わからへんねんな」
角刈り「なにがわからへんのよー」
マッチョ「俺も『AKIRA』やと思っててんけどな」
角刈り「そうやろ?」
マッチョ「オカンが言うには、32年も前の映画やから、今では なかなか拝む事が出来へんって言うねんな」
角刈り「あー、ほな『AKIRA』と違うかー 『AKIRA』は4Kリマスター版の発売に先立って全国のIMAXシアターで上映してるからね!俺も急ぎ足で劇場行ってんから!確かに新型ウイルスの影響で一部の劇場を除いて閉まってもうてるけども、NetflixとU-NEXTでも見れるし、昨日から「auスマートパスプレミアム」で誰でも見放題なんよ!ほな『AKIRA』と違うがなこれー! もう少し詳しく教えてくれるー?」
マッチョ「オカンが言うには、地上波のゴールデンでは放送されへん映画らしいねん」
角刈り「ほな 『AKIRA』やないかい!!!『AKIRA』はちょっぴりグロいねん!子供が見たら「うわぁ!血だぁ!」「やなやつ」ってなるねんから!!地上波にはピーキー過ぎて放送できへんねんよ!!『AKIRA』やんかそんなもん!」
マッチョ「わからへんねん、でもー」
角刈り「何がわからへんのよー!」
マッチョ「俺も『AKIRA』と思ってんけどなー」
角刈り「そうやろー!」
マッチョ「オカンが言うには、その映画を見た後は家でゆっくりしたくなる らしいねんな」
角刈り「ほな『AKIRA』とちゃうやないかい!!『AKIRA』見た後は居ても立っても居られなくなるんよ!バイク持ってる人はみんな無性に街に繰り出すし、俺なんかバイクないからママチャリに跨って「ラッセラ ラッセラ」口ずさみながら爆走したからね!!ほんで警察に補導されそうなったら「やっとモーターのコイルが温まってきたところだぜ」って吐き捨て振り切るんよ!!ほな『AKIRA』とちゃうがなー!!もうちょっと何か言うてなかったー!?」
マッチョ「オカンが言うには、その映画を見た妊婦さんは、生まれてくる子供が、ヨタヨタのジャンキーに舐められないように、健康で優良で不良になりますようにって神社にお願いするらしいねんな」
角刈り「ほな『AKIRA』やないかい!!まんま金田の「俺達ァ健康優良不良少年だぜ」っていう有名なセリフやんか!!てかそのセリフは映画版には無くて、原作コミックにしか無かったはずやで!?オカン実はAKIRAファンちゃうんか!?『AKIRA』に決まりやんかそんなもん!!』
マッチョ「でもわからへんねんなー」
角刈り「だから何がわからへんのよ!?」
マッチョ「オカンが言うには その映画に出て来る女の子は絶望的に可愛くないって言うねんな」
角刈り「ほな『AKIRA』とちゃうやないかい!!『AKIRA』に出てくる女性はスルメなのよ!!俺もケイの初登場シーンなんかは「なんでこんな男みたいなヤツがヒロインやねん」って思ったよ!だけどだんだん可愛く思えてくるのよ!ラストのシーンとか完全に女の顔になってるしね!ほんで俺ぐらいの何回も見てるファンにとってはキヨコすらも愛おしくてたまらんのよ!!!あのピンクのふかふかのベッドで添い寝して一緒に夢を見たくなるねんから!!ほなもうちょっとなんか言うてなかったかー??」
マッチョ「オカンが言うには、初対面の人でも、その映画を見たことある人と、見たこと無い人を、名前を呼ぶだけで判断できるらしいねん」
角刈り「ほな『AKIRA』やないかい!!その人の名前を敬称略で呼んだらわかるもんね!!見たことある人は「"さん" を付けろよデコ助野郎!!」って返してくるねんから!『AKIRA』に決まりや!!てかオカンはホンマにAKIRAのファンちゃうんか!?」
マッチョ「でもわからへんねんなー」
角刈り「なにがわからへんのよ!!」
マッチョ「オカンが言うには、その映画の主人公の名前は "AKIRA" ではないって言うねんな」
角刈り「ほなやっぱり『AKIRA』やないかい!!!主人公は "金田正太郎" やないかい!!見たこと無い人はみんな あの赤いジャケット着たやつが "AKIRA" やと間違えんのよ!!ほんでコアなファンに怒られるんよ!!でもみんな初めはそこから始まるねんからと広い心で迎え入れてあげたいよ!てかオカンはそんな『AKIRA』あるあるの代表格を言うてるねんから『AKIRA』に決まりやー!!」
マッチョ「でもわからへんねん」
角刈り「わからへんことない!! オカンの好きな映画は『AKIRA』やー!!!」
マッチョ「でもオカンが言うには 『AKIRA』ではないって言うねん」
角刈り「ほな『AKIRA』 ちゃうやないかい!!! オカンが『AKIRA』やないと言うんやから 『AKIRA』とちゃうがなー! 先に言えよー! オレがこれだけ長文のレビュー書いてる間、どういうつもりで見てたん?」
マッチョ「申し訳ないよ だから」
角刈り「ほな ホンマにわからへんやん どうなってんのよー」
マッチョ「オトンが言うにはな…」
角刈り「オトン!!??」
マッチョ「 『金田一少年の事件簿』ちゃうかって言うねん」
角刈り「いや、それ "キンダイチ" と読まずに、"カネダ イチ" って読むんやったら、ええ線いってるけども!!ちゃうやろー もうええわ」