アキラ AKIRAのかなみのレビュー・感想・評価

日本のアニメ映画界にひときわ光る名作、少年たちとそれを取り巻く様々な人々のドラマが不条理で抗いようの無い世界で繰り広げられている。世界の移り変わりをなめらかにかつ、暑苦しく描いた映画。

ダルトーンとビビットトーンのカラーの使い方が世界観に絶妙にマッチして、映画を見ている私たちの所にも薄汚い空気が流れてくるような感覚に陥る。センスの塊

登場人物たちの行動原理が人間臭くて良い
噎せ返るような息苦しさと疾走感

｢やっとモーターのコイルがあったまってきたところだぜ｣