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赤い砂塵のmc52のレビュー・感想・評価

赤い砂塵(1959年製作の映画)
3.5
それほど多く西部劇を観たわけでは無いが、善悪のはっきりした西部劇に置いて、人間の良い面悪い面の両面があるという事を描いた数少ない西部劇ではなかろうか?

実際、善と悪ははっきりしていない、人間の心そのものだ。
どれだけ素晴らしくても、自分の意見を正当化するために払われる犠牲が他人の悲しみになってはならない。

残念ながら馬と銃の世界からは考えられない未来に生きている私には、この時代の正義がどういうものか完全に理解する事はできないが、その正義を考えさせると言う意味においては、この作品の意義は多分にあると思う。

今現在この映画のレビュー数は14だが、もっと多くの人の目に触れていい作品だと思う。
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