マンモスのマニー、サーベルタイガーのディエゴ、ナマケモノのシドの3匹がサーベルタイガーが誘拐し損ねた人間の赤ちゃんを人間に返しに行くお話しです。
事前に想像していたストーリーとは全く違っていて驚きました。マンモスが一頭でいることの葛藤、他の群れとの出会いなどがあるのかと思いきや、そういったことは何もなく自然に旅をしているだけに映ります。
前半のほのぼのとした氷河期を思い描くことができるシーンが良いです。残念ながら中だるみしてしまいますし、ご都合主義的に感じてしまうところは出てきます。でも後半のディエゴのマニーに対する気持ちが変わることが起こって以降、クスッと笑えるシーンが増えて面白くなります。
特に、欧米ではあまりない敵が味方になるということが良かったです。ともに時間を過ごせば、最初はどうあれ最終的に関係は変わっていくんだなと感じました。