ショパン

LOVE SONGのショパンのレビュー・感想・評価

LOVE SONG(2001年製作の映画)
4.0
北海道の高校生の仲間由紀恵と、東京で叶えたい夢を持つフリーター伊藤英明。
伊藤英明に興味を持った仲間由紀恵が、一度だけ一緒に帰り、伊藤英明の夢の話を聞く。
その短い時間が仲間由紀恵にとっては忘れられないかけがえのない意味を持ち、伊藤英明にとっては何の意味も持たない。
そういう関係を描いた話。

人は、自分が全く意識しない所で、誰かに強いインパクトを与えている事がある。

2年後に仲間由紀恵が東京に探しに行くと、夢や自由の象徴であった伊藤英明は東京で挫折していた。

伊藤英明に対して抱いていたのは幻想であり、挫折して荒れた伊藤英明の噂を聞き複雑になる。
そしてようやく探し当てた伊藤英明の家の近所ですれ違うが、伊藤英明は仲間由紀恵に気づきもしなかった。伊藤英明は、腐っている自分に喝を入れた女性との恋に奔走していたのだった。

仲間由紀恵は伊藤英明に重ねていた夢、自由への憧れや恋心に終止符を打ち、吹っ切れた顔で北海道へ帰った。
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