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天使の涙のNTKのネタバレレビュー・内容・結末

天使の涙(1995年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

恋した者同士それぞれがくっつくというエンドでなく、ただ1人の人間と人間が出会ってまた違う方向を向いて別れる…という中に、人間の体温の暖かさをじんわり感じるような映画でとっっても好みだった

登場人物全員の印象は強烈だったけれど、その中でもモウがとっっってもかわいい(かっこいい)のなんのって…
特にモウの父親とのエピソードでなんか妙に涙腺に来てポロポロ泣いてしまった。「父親が生きている時はまだ子供だと思ってる/思い込みたかったけれど、結局父本人が居なくなってしまうと、自分はもう既に大人だった」という現実が突きつけられるのをぼんやりと認識するモウと、夜中に動画を見てニコニコ笑っていた父と同じように、モウが映像の中の父の姿を見て静かに笑っているシーンでめちゃくちゃに泣いてしまった。不器用で不思議な関係の父子だったけれど、やわらかな温かみのあるドラマの雰囲気があまりにも好きのど真ん中だった!🥰

パッキリとした街のネオンの色味といい映画館のスクリーンで観たらまた楽しいんだろうな〜〜、機会があったら映画館で絶対観たい!
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