戦場ジャーナリストのお話はよくあるけど
これは その妻に焦点を当てた実話を元にした物語。
エイドリアン·ブロディ
デヴィッド・ストラザーン
アンディ・マクダウェル
ブレンダン・グリーソンなど 俳優さんは揃っていますが
日本劇場未公開作品。
1991年〜1995年のユーゴスラビア紛争を描く。
戦地に赴いた戦場カメラマン ハリソン·ロイドの訃報が届いたが
夫は死んでいないと信じて戦地に向かうジャーナリストのサラ。
国境を超えた途端に地獄を見る。
レイプされた少女を見て
泣きながら写真を撮るカメラマン。
女 子供が無差別に殺され
戦争というよりも殺戮。
あまりの惨状を眼にして 気が触れたカメラマン。
ここで生き残れるのは 運があるかないか
それだけだと思う。
「写真を撮れ！人々は知るべきだ！」と言った医師の言葉の重みがずしんときて
戦場カメラマンの現実がよく伝わる
彼ら目線の物語だった。
昨年観た「ある人質」のジャーナリストのように
生半可な気持ちで行く所ではない。
生きているはず！と 愛する夫を見つけるための強い信念を持ってでも
100%生きて帰ってこれないと 周りが反対するような場所へと
更に危険な地へと進む彼女。
夫のために ここまでできますか？
わたしは NOです。
「Harrison's Flowers」が
戦争が及ぼした苦痛を癒やします。
これでわたしも救われました。
