このレビューはネタバレを含みます
恥ずかしながら原作を読んだことがなく父親が島崎藤村が好きなのでずっと読みたいと思ってたんだが、時間がなく先に映画のほうを観た。
テーマは部落差別問題。部落差別というと今じゃほとんど聞かないが、戦前…
今回のレンタルビデオのメインイベント
1962年名匠市川崑監督島崎藤村原作
【破戒】
我々東日本ではなかなか理解する機会がなかった部落問題を正面から扱ってて…
部落差別の話。市川雷蔵が生徒の前で告白するシーンは泣けた。市川雷蔵は名優だと思う。
〈あらすじ〉
天の知らせか十年ぶりで父に会おうと信州烏帽子嶽山麓の番小屋にかけつけた、飯山の小学校教員瀬川丑松は…
島崎藤村原作の部落問題を取り上げた作品で市川崑監督。宮川一夫の映像が素晴らしく、光と陰のコントラストや、引きの構図など、ほれぼれする。そして、あまりにも豪華な配役。岸田今日子の色気や、鴈治郎の得体の…
>>続きを読むいやー、これはねぇ、なんともいえないイヤな作品ではあるが、いい作品。
最近は海外の差別的な作品をよく観るわけだが、日本にも列記として差別があったということをわからせてくれる。
部落差別、これはキ…
部落出身の教師が、ことを隠し続け、葛藤し、告白するに至る話。如何に社会が彼等を虐げ、つまらない偏見で排除してきたか、本当に腹立たしい。でも、みている人はちゃんとみてるし、生き様が周りを変え、社会を変…
>>続きを読む被差別部落の出自を隠しながら生きる教師の苦悩と葛藤を描いた島崎藤村の原作を市川崑が映画化。
泣いた。
一貫して”愁嘆場”や”お涙頂戴””といった情を徹底的に排除してきた市川崑だが、この映画には不…