1962年公開の118分の白黒作品で、島崎藤村の破戒の二度目の映画化であるが、DVDや動画配信で鑑賞が容易なのは本作。被差別部落の問題を扱った映画は少なく、現在DVDで見られる作品で有名なものは「橋…
>>続きを読むある者は云う、過去こそ真実と。
卑しい生まれ、不浄な種族とは何だろう。部落民だけでなく、なかなかなくならぬ差別や偏見。とはいえ自分に差別や偏見がないともいい切れない…。
memo
部落差別の根絶…
1948年木下恵介監督版も良かったが、こちらもそれから14年経って撮影や映像技術等の向上のためもあってか、よりリアリティに溢れ感動的だった。
部落出身というだけで身分を隠し、また隠していたことまで…
う遙か昔、初任研で部落のことをやった。私の生まれ育ったところでは全く知らない世界で、赴任先のあたりでそのような場所があるとか。私にはまるで感覚的に理解できず、初耳で驚きだった。
この映画の頃から何…
部落解放運動家、猪子蓮太郎(著書『懴悔録』)の心が一番わかりやすく、感情を移入しやすい。
猪子(三国連太郎)は自分は部落民の出身で 自称穢多だとし、部落解放運動の前身に入っているたくましい人だ。こ…