おはようございますこんばんは

愛を読むひとのおはようございますこんばんはのネタバレレビュー・内容・結末

愛を読むひと(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

15の自分が見たハンナと世間から見たハンナの間で葛藤する主人公。自分が同じ立場なら、どちらを優先するだろうか。電車の後ろの車両に乗ったことで怒ったシーンは何故だろうと思ったが、歳の差を自覚していたハンナからすれば、隠れて行動されることは不安な要素だったのかもしれない。両者の立場があるため、何が正解かは分からない。分からないからこそ辛い。どちらも理解しようとするだけで疲れてしまう。そんなもどかしさが描かれている。
劇中の音楽のフルート(?)の音色が綺麗だった。半音が使われたメロディーがとても好きだった。曲も相まって上品さがあった。