まいしほ

愛を読むひとのまいしほのネタバレレビュー・内容・結末

愛を読むひと(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

前情報を入れずに鑑賞することをおすすめします!!


むちゃくちゃ面白かった。今のところ今年一かも。2時間退屈する時間が全くない。初めのハンナとマイケルの密会の場面から、ベタかもしれないけどやっぱり15歳の少年とミステリアスな年上の女性の秘密の恋とか禁断の恋みたいなのは見ててドキドキして好き。しかも、単なる密会じゃなくて、毎回マイケルがハンナに本を読み聞かせするという…
先の展開が読めなくて、冒頭に映される現在の時間軸のマイケルにどう繋がっていくのか見ていくのが本当に面白かった。サイクリングデートに行ったときのレストランでの注文の様子を見たときから、ハンナは読み書きできないんだろうなと思ってたけど、マイケルだけがわかってるその事実が判決に大きく関わってくることになったときは思わず「うわ、おもしろ」と独り言を言わずにはいられなかった。ハンナがホロコーストに関与していたことがわかった後、彼女に対してどういう感情を抱けばいいのか私もちょっとわからなかったし、マイケルはもっと複雑な気持ちだったと思う。ハンナはロマなんじゃないかと言われているみたいだけど、そうだとしたら教育の機会に恵まれなかったために読み書きができないのは納得だし、読み書きができてたら看守になってなかったかもしれない。裁判でも読み書きできないことを恥じてただけじゃなくて、そこから自分がロマだとバレるのも恐れてたのかなと思った。
絶対また観る。原作小説もいつか読んでみたい。
ところで、この映画はなんというジャンルになるんだろうか。
まいしほ

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