xxAxx

愛を読むひとのxxAxxのネタバレレビュー・内容・結末

愛を読むひと(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

初々しい15歳の男の子マイケルと、21歳年上(36歳)の大人の女性ハンナとの文学的で官能的なラブロマンスかと思ってたら、ちょっと違うやん!
前半はなんでハンナはマイケルに手を出したんやろって思ったけど、自分にない物をマイケルに見て惹かれたんかなって。
ただバスの後ろに乗った!ってそない怒るもんなん?
マイケルが自分との時間より友達との時間を取った嫉妬でイライラしてた?

いきなり消えたハンナ。
そこからの後半は重くなっていく。

ハンナの純粋で素直な心が見える。
何故読み書きが出来ない事が罪が重くなるより恥なのか、言えばええやん!マイケルも言ってあげてって思うけど...

マイケルからハンナへの贈り物はその罪滅ぼしなのか、ハンナは読み書きにようやく向き合う。
でも、マイケルは素っ気ない。
再会も時が経ち過ぎたからか、ぎこちない距離がある2人。
そしてハンナの自殺。

2人はきっとお互いを愛していたわけではないんじゃないかな。
自分の立場や欲望を優先させる"自己愛"これがしっくり来る。

最後娘が可哀想。
父のそんな話聞きたくないよ。

ケイト・ウィンスレットの演技、ナチス収容所の戦争犯罪、考えさせられ良かったです。
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