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コヤニスカッツィ
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『コヤニスカッツィ』に投稿された感想・評価

TS

TSの感想・評価

3.7
【神からの視点】79点
ーーーーーーーーーーーーー
監督:ゴッドフリー・レジオ
製作国:アメリカ
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:86分
ーーーーーーーーーーーーー
ゴッドフリー・レジオの「カッツィ三部作」の一番有名な作品。自然と文明の対比をテーマとした実験的な作品であり、ナレーションは一切なし。ひたすら神秘的な音楽とともに映像が流れていくという作品であり、見る人を選ぶでしょう。昔に『これがロシヤだ!』という実験的な作品があったのですが、今作もそれと同じような構成でして、それに超速再生・スロー再生が多分に使用されているという感じです。

今作の製作を手がけたロン・フリックは後に『バラカ』と『サンサラ』という傑作ドキュメンタリーを生み出しています。この『コヤニスカッツィ』はその先駆的作品であり、癖のある映画に変わりはないですが一見の価値ありだと思われます。
「コヤニスカッツィ」とはホピ族の言葉で「常軌を逸し、混乱した生活。平衡を失った世界」という意味だそうです。今作は、冒頭はキャニオンランズ国立公園などの自然の映像が延々と流されます。地球の長い歴史を考えれば、この自然界こそが地球の姿であったのです。しかし、いつしか人類という生き物がこの地球を支配し始める。後半は人類によって生み出された都市、文明が延々と、しかも超速再生で映し出されます。これは絵的にも見ていて面白いです。特に車が行き交う交差点あたりの超速再生は見ていて飽きない。まるで虫ケラのように移動する人、車は確かに地球を生き物と仮定すると、悪性の菌に過ぎないように見えてしまいます。

まさに地球からの視点、さらに言えば神からの視点の映画であり、行き過ぎた人類の文明は果たしてこれからどういう結末を辿るのか、ということを暗示している映画にも見えました。そんなものをまた人間が作っているということも烏滸がましいのでしょうが、我々に今後の生き方を考えさせてくれる作品であることに変わりはなさそうです。
ナレーションは一切なし。

手つかずの美しい自然や、文明的な都市の様子を、雄大な音楽を背景に映した人類史ドキュメンタリー。

ディズニーシー「ソアリン」に90分乗っている感覚といえばイメージしやすいと思う。メッセージ性は強いが。

「コヤニスカッティ=平衡を失った社会」という言葉通り、科学技術の発展が暮らしを豊かにした一方で、人類ひいては地球の未来に危機がもたらされている、という警鐘。

自分は物心ついた時から、環境問題が叫ばれ、「サステナブル」が当たり前の世代だったりするので、40年前には、こうした悲観的な未来観が浸透していた(?)とすると驚いてしまう。

誤解を恐れずにいえば、世界は「より良くなっている」。まだまだ課題は山積みで、ネガティブな方向にばかり目がいってしまうけど、「良くなっている」はず。

https://www.amazon.co.jp/FACTFULNESS-ファクトフルネス-10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣-ハンス・ロスリング/dp/4822289605/
フォロワーさんのレビューを見て懐かしくなり、レンタルしてきました。ミニシアターで公開された当時は学生だったので、こういう難解な作品を観て思わせ振りな感想を言うのも好きだったのですけど...結局観に行けなかったんです。
今観ると、ちょっとついていけてない自分がいる(笑)
当時予告で大きな月がビルに隠れていくシーンを観ていたのでもっと幻想的な作品かと思っていましたが、違いましたね。

1978年公開された当時を凝縮したような世界。
自然と人工
光と闇
静と動
創造と破壊

これでもかというように早回しの映像が続き、目が回る...
そして心穏やかとはいかない音楽...

コヤニスカッティをwikiると、アメリカインディアンのホピ族の予言「常軌を逸し、混乱した世界、平衡感覚を失った世界」という説明がある。
現代社会が物質社会から精神社会へ転換していくという言われ方をすることがあるけど、40年も前の作品で既に物質社会への警鐘を表していたのであれば先進的な作品だったのではないかと、今更ながら思いました。

あまり一般受けする作品ではないので、おすすめ出来ませんが、難しいのが好きな人、ご覧になってみてください。でも、三半規管が弱い人は酔ってしまうかも...ご注意くださいね(笑)

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