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デビルのNのネタバレレビュー・内容・結末

デビル(2010年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

定期的に訪れる停電、その後に殺される一人。
疑心暗鬼になり、団結する、敵対する様はある意味悪魔版の人狼ゲーム。
中の人間達はろくに話し合わず、基本推理するのは外の人間だったけど。

閉じ込められ系だと外部とは一切連絡は取れないってのがありがちだけど、この話では外部からは監視可能、かつ外からは一方的に連絡は取れるというのは面白かった。
そして後手後手ながらも乗客達の素性を明らかにしていく優秀なボーデン刑事。

最後のどんでん返し?犯人発表はお前かーい。
デビルズババアが空中浮遊し始めたのには笑った。
そして明かされるトニーが過去に起こした罪。
トニーが罪を認めた事で悪あがきせず捨て台詞言って律儀に去っていく悪魔はそれでいいのか…笑

トニーがひき逃げした相手の夫がボーデンだった、というのと最後の悪魔がいれば神もいる〜、からの
トニーを許す展開は若干ご都合主義も拭えなかった。
妻と子供をひき逃げされた上に洗車クーポンの裏にすまないの一言だけって相当酷いぞ…

ホラー要素はあまり無く。グロ要素もそこまで。
停電明けの首ねじれと停電明けの吊られババアは良かった。
犯人当てを楽しむ推理ものかと言われるとうーん…
ただ、ぱっと見は普通の乗客達が、極限的な状況で隠していた罪と本性が暴かれていく様は面白かった。
あとサラ役のボヤナ・ノヴァコヴィッチがかわいかった。

2024 201
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