ドラ鉄

ラストキング・オブ・スコットランドのドラ鉄のレビュー・感想・評価

4.0
ウガンダの独裁者アミンを、彼の主治医という架空の人物からみた原作の映画化。

アミン大統領については〝残虐な独裁者〟としては知っていましたが、実際に作品として観たのは初めてです。

独裁者アミン...もともとは国民に愛され、非常に明るい性格のようですが、反体制派から常に命を狙われる存在になり、側近を含め誰も信用出来なくなってから、人柄が変わってしまった様に描かれています。
しかし...元から残虐的な性格であったのか、それとも彼を取り巻く環境がそうさせたのか...定かではありません。

自分に反対したり、裏切った人物を殺害しまくった事は事実であり、エゴであるとしか思えません。
今でも、どこかの国に似た様な独裁者がいますね。

それにしても〝蟻地獄〟にはまっていく様なニコラスを演じたジェームズ・マカヴォイの演技も良かったですが、アミンを演じたフォレスト・ウィテカーの、あの一つ一つの仕草や演技が素晴らしかったですね。
アカデミー賞や各賞を総なめした事には納得です。
ドラ鉄

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