色彩!こんな内容なのにオサレだ。背景となるものの色彩。毛沢東語録の赤、赤旗。ポスター、スチール、カラフルな壁、テキスト…その原色。さらに挿入されるカチンコ。ゴダールの会話劇だと固定カメラばかりかと思…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2024/03/26
JLG全部観る11本目。フランスで毛沢東主義に傾倒する若者を描く。冒頭、「今まさに作られつつある映画」("UN FILM EN TRAIN DE S…
ジュリエット・ベルトもアンヌも大好き。
アンヌの本を読んだらゴダールはこれを真面目に撮ってたということを知ってわりと衝撃を受けた。あの時代の「知識人」達を(実態はさておき)魅了した理念というか思想…
多分10年以上ぶりの再見。部屋でマオマオ言ってる印象だけ残ってたけど、今回面白かったのは終盤の列車のシーン。ここだけ80年代のゴダール(『右側に気をつけろ』等)を思わせる落ち着いた色調と光の具合。爆…
>>続きを読む政治と芸術の間をさ迷い歩いているゴダールの映画だ。迷ってるのだからその意味で未完成品だ。
この映画は観ている人間に問いを与え考えさせる力が圧倒的だ。観れば否応なく考えざるを得なくなってしまう。私も時…
マルクス主義、文革に心酔するパリの若者を描く。ゴダールが政治色をモロ出した作品。
当時"今作られつつある映画"だったものも50年以上経ち、その後の世界を知った上で見ると、テロリズムに傾倒していく危…
La Chinoise, un film de Jean-Luc Godard. © 1967 Gaumont / Ciné-Mag Bodard / Roissy Films / M. Nicolas Lebovici.GE - EURO INTERNATIONAL FILMS, S.p.A.