このレビューはネタバレを含みます
最後に物語が繋がることで、(SFだけど)物語に入り込んだな。ジョエルの「仕事と家の往復だけの人生」というような台詞が、終盤になってそれだけクレメンタインと時間を共にしていたということかという気づきになった。しかし、記憶というのはさまざまな感情が入り混じっているもので、そう思うと、僕にも忘れたい記憶はもちろんあるんだけれども、忘れたら忘れたときの怖さもあって、天秤にかけるとやっぱり忘れたい記憶も忘れたくないってことに浅はかながら考えちゃったなあ。ま、そんな変に理屈っぽい考えはこの映画に相応しくない気もする。恥ずかしい記憶のシーンが好きだな。