うわがた

エターナル・サンシャインのうわがたのネタバレレビュー・内容・結末

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

時系列の構成がすごく上手い映画で凄く刺さる映画だった!

初めはテンポの速い恋愛映画だなとか、出会いから付き合うまでが早すぎてご都合主義な映画なのかなとか思っていたが…、
実は記憶を無くした後に再開した場面なんだってわかってから胸がグッときた。

冒頭に違和感や疑問を残しつつ、終盤に全てが解消されていく話の作りが凄い。

別れから出会いまでを巻き戻していくことで、記憶が失われていく様子と2人の別れるまでの過程を同時に描けていて、記憶の消去とその後悔みたいなものをを追体験しているような心地だった。

医師たちのはちゃめちゃな様子も好き。
記憶が消えていく恐怖や後悔というシリアスなシーンを、一瞬でコメディにしてしまう医者たちのはしゃぎっぷり。

特に2人の付き合いたての頃の時間や会話が本当に幸せそうで、これは記憶無くなってほしくないな〜とさも自身の記憶かのように感情移入してしまった。
だからこそ終盤の展開には涙がポロリであった。
うわがた

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