とある探索者

エターナル・サンシャインのとある探索者のレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
3.7
もっとシンプルなヒューマンラブストーリーだと思っていたので、斬新なアイデアと凝った構成で良い意味で裏切られた。
トンデモ技術が絡んでくるのでSF映画っぽさもある。

この映画で一番のポイント、真面目なジムキャリー。
彼のシリアスな演技は新鮮。
ジムキャリー演じる主人公は人付き合いが少し苦手で傷付きやすくて平凡な人間で。ジムキャリーといえばコメディの印象が強いけど、こういう繊細な人間も演じられるんだなぁ。

映像面でいえば記憶の表現も面白かった。
わりとシームレスに場面転換していくので、なにがなんだか途中で混乱してくる。
ゲームのバグみたいに顔がボヤけていくところは少しホラーだし、幼少期の記憶に遡って、小さい頃の自分をジムキャリーがそのまま演じてるのは笑ってしまった。