エンポリオ

エターナル・サンシャインのエンポリオのネタバレレビュー・内容・結末

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

2017年最初の鑑賞作品。
高校生の頃に書き溜めていた観たい映画リストの中の一つ。
望めば都合の良いように記憶を消せる、そんな世界。
作品世界の時間軸が前後するタイプの物語であったがついていくのに苦労することはなかった。
作品の終盤において、同じ行動を繰り返してしまう人間の愚かな部分を突いていく展開になるのかと思いきや、そんな習性が宿っていると分かっているのならそのまま突っ切ってしまえ、という一見強引なようでいてどこか納得出来るような、そしてなぜか背中を押されるようなほんのりとした作品の根っこを覗かせていた。
近代未来SFチックな雰囲気が漂いつつも決して心情を捉えることを忘れない作品。
ジム・キャリーのジョエルはもちろんマーク・ラファロが演じたスタンのほんの数分のシーンが強く響いた。
大切な誰かと大切な時間を過ごしに行きたくなるような、素敵な映画。
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