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エターナル・サンシャインのMTRLBのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
4.0
記憶を消すって怖い。それがどんな辛い過去の記憶であっても。だってどんな過去でも、その過去があるからこそ今の自分がいると思うから。何一つ自分の過去は欠けてはいけないと思うんだ。もちろん今だってそう。一つ一つの出来事が、いつかの自分の未来に繋がっている。そこで自分はどうなっているかなんてわからないけどね。でもさ、ここまで生きて来た自分だからこそ、辛い過去や楽しい記憶がいっぱいある自分だからこそ言える事があるんだ。それは、これからもきっと今みたいに幸せに笑ってるんだろうなってこと。思い返せば、本当に何一つ無駄な記憶なんてなかった。思い出したくないような記憶でも、その記憶が今の僕にたどり着かせてくれた一つのピースなんだって思ってるから。もし、この映画のように、いつか記憶が消せる時代が来たとしても、僕は絶対に記憶を消したりしない。全ての過去があるからこそ、その瞬間瞬間の僕がそこにいるんだからね。

記憶を消すことに関しても僕の想いはこの辺にしといて(笑)

冒頭、ジョエルとクレムが過去現在未来、どこの地点にいるのかわからなかったけど、観ていくうちにわかった。ジョエルがクレムとの記憶を消したくないと思ってから、記憶が消えていくことに抗ってジョエルは逃げるんだけど、その姿をみて、逃げろ逃げろー、だから記憶を消すなんてろくな事にならないじゃんって思いながら観てたわ(笑)でもやっぱりジョエルはクレムを大切に想ってるんだなとも感じたよ。失いかける前に気付けば良かったけど、気付いたら物語にならないか(笑)最後に消されていく記憶が初めて出逢った場所で、出逢いをやり直そうとするシーンはちょっぴりジーンときたな。お互いに記憶が消えた後も結局は二人、惹かれあっていた。それを見たら、運命で繋がれた二人の間には、本当に赤い糸ってものがあるのかもしれないって誰もが思っちゃうような気がする。だって、記憶がなくたって、また偶然のように出逢ってもう一度惹かれあって、実は記憶をお互いに消してましたってわかっても、それでも一緒にいたいと思えるんだからさ、もうこれは運命と呼ぶ以外、他にないよね。

強い絆と赤い糸で結ばれた、二人の素敵な物語を観れて良かった🎶僕の好きなラブコメ要素はないけど、まぁ王道のラブストーリーではあると思うから、かるぅ〜く大人キュンキュンしたい時はオススメかな!でもキュンキュンが止まらなくて困っちゃうシリーズのビタミンムービー系ラブストーリーではないからそこは間違えないでね(笑)これはあくまでも大人キュンキュンのカテゴリーね(笑)
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