ぐり

ドラえもん のび太とアニマル惑星のぐりのレビュー・感想・評価

3.8
映画ドラえもんシリーズ11作目!子供でもわかる地球の環境問題について描いた本作。ピンクのもやを通るとそこは言葉を話す動物たちの住む惑星だった!?とワクワクさせる一方で、"地球を大切に"というメッセージを強く訴えています。これが1990年の作品であることが悲しいです。私が生まれる前から既に地球環境に危険信号が出ていたなんて…😔

動物たちの住む惑星は、水と空気と光で合成された美味しい食べ物に臭くない下水道、太陽光発電のソーラーパネルなど、環境に優しいまさにユートピア。そんな惑星を支配しようと攻め込んできたのは、地球人型宇宙人「ニムゲ」。彼らは元々人間であり、祖先たちが環境破壊をしたせいで汚染された環境で生きることに苦しんでおり、美しい環境であるアニマル惑星の支配を計画していた…というのがなんとも、悲しい。私たちの住む地球にもいつか訪れるかもしれない未来を見ているようで心が痛かったです。警察に連行されたミムゲのリーダーが(謎にイケメンで草)汚染された環境から身を守るために着ていた防護服を脱ぎ、アニマル惑星の新鮮な空気を吸って「素晴らしい空気だ…」と呟くシーンがとても切なかったです。未来の地球を生きる人々のためにも、地球を大切に、動物たちと共存できる素晴らしい地球にしましょうね。

今作では珍しく中盤あたりまでビビっていたジャイアンですが、チッポの惑星が危険だと知らされて、「友達が助けを求めてるのに、知らん顔していられるか!」と急いで宇宙救命ボートに乗り込むところが凄く好き!友達のために自分の命を張れる彼らはカッコイイです。動物の特性を利用したり、のび太くんにぴったりなひみつ道具"ツキの月"を使ったりと、環境映画でしたがそれなりに楽しめました。それにしても、猫耳を付けたドラえもん(本来の姿)は可愛いですね🥰

〇スネ夫の迷言シリーズ
悪夢のせいで寝言が止まらないジャイアンに怒るスネ夫「寝言がうるさくて眠れやしない!なんで怯えてるんだよ図々しくて無神経で馬鹿力ででべそのジャイアンが」
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