継

エレベーターを降りて左の継のレビュー・感想・評価

エレベーターを降りて左(1988年製作の映画)
4.0
舞台劇を監督自ら脚色したという、
ほぼ一部屋で繰り広げられるドタバタ騒ぎ。
純情な画家とエキセントリックな隣人カップル、あと忘れちゃいけないオートロックの <扉> が巻き起こすww、フレンチ・ラブコメディ。

登場人物の「人となり」を手際良く観せるイントロダクションから、話が四方八方へ目まぐるしく飛んで行く中盤以降も中だるみするヒマもないテンポの良さ。
このシチュエーションを交通整理して手際良く観せてあくまで会話劇として笑わすって、結構難しいと思うんですよね。
警官と拳銃を流れに落とし込むタイミングもバッチリで、80分間ずーっと笑ってマシタ(^ー^)。

画家とベアールって言えば『美しき諍い女』ですけど、今作はあの3年前。キャラとメイクのせいもあるけど彼女はまだ幼さを残した美しさで、あそこまでじゃないものの露出度は高め。ただフレンチで、全般に見せ方がサラッとしてるから全然下品にならないという。

浮気を肯定して “良かったね♪” ってカンジでハッピーエンド(笑)、そこに一点も迷いがなくて(^ー^;A、同じく隣人カップルが絡む『花様年華』とはエラい違い(笑)、って当たり前か\(T∀T)/

エンドロールでキャストに <扉> を加えるシャレっ気も、らしくていい。若干オトナ向け?とは思うけど、女子でもベアール目当てでもイケる良作です(o^-')b !
継