きっど

タレンタイム〜優しい歌のきっどのレビュー・感想・評価

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)
4.5
東南アジアのくらしの雰囲気は如何とも形容し難い温かさがある。

韓国に行ったときに南大門広場の裏路地にある店でカルチチョリム(太刀魚の辛鍋)を食べたんだけど、店の人が色々熱心に話しかけてくれて嬉しかったのを思い出した。

日本に比べて、熱量が多い。家族のちょっとした問題に対しても、些細なことと醒めてみせる感じが全然しない。そこが温かい。

「おまえが外出している間はわたしの心の半分は影に覆われるんだ」
日本では過保護といわれそうな母親の愛情を、子どもたちはめいいっぱい受け止めている。
自重、という外からのまなざしがない家族観。
南米のとある社会では、公私混同がまったく逆になる、という話を聞いたことがある。(救急隊員が非番時に自分の恩人を救急車で送迎する、みたいな)

北欧ではマイライフアズアドッグ、東南アジアではタレンタイムが大好き。
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