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銀河伝説クルールのhi1oakiのレビュー・感想・評価

銀河伝説クルール(1983年製作の映画)
3.0
ピーター・イェーツの作品は「ヤング・ゼネレーション」くらいしか観たことないのですが、こんなユルいSFも撮ってるとはね。
高橋ヨシキさんのメルマガ『Crazy Culture Guide』でトピックになっていたので、それを読む前にまずは観てみることに。
“銀河伝説”と大層なことを謳っていますが、銀河感はほとんど無く、宇宙戦争モノというよりは剣と魔法モノ。
惑星クルールは犬やガチョウや馬は存在する脇の甘い異星感。
“これをこうすればこうなるのじゃ、あとはまだ言えん”という“先に言え”系で、下手なストーリーテリングのRPGのような、あれをして次はこれをして…という一本道なストーリー。
序盤の登山シーン、綺麗だけど長いよ!
ユルい割に個々のキャラの細かいエピソードを盛り込んで、無駄に世界観をなんとなく深くはしてる。まぁぞんざいだからそれ以上知りたいとは思わせず、沁みても来ないんですけどね。
それでもセットのシーンになるとなんかイイ! 砦の中の美術造形は独創的。
他に特筆すべきことといえば、若き日のリーアム・ニーソンが出ていること。知らないで観てたんだけど、顔が似てるなと思いつつ声を聞いて確信。
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