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酔いどれ天使のnkのレビュー・感想・評価

酔いどれ天使(1948年製作の映画)
4.0
洒落たスーツを着て煙草を吸うヤクザと、アイスキャンディーを頬張るアル中の医者。二者の関係を軸として、全体から細部まで丁寧に織り上げられたメロドラマ。それにしても『素晴らしき哉、人生!』といい『ベルリン・天使の詩』といいこれといい、映画史には「冴えないおっさん系天使」の系譜でも存在しているのだろうか? いちおうメッセージとしては「人生のいちばんの薬は理性」という話になるわけだが、そんなことよりとにかく三船敏郎の色気を見てくれという映画である。
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