マルセル・カルネ初期作品。いかにもなフランス映画。およそ理性とか教養とか言ったものとは対極の、人間の情と身勝手の絡み合い。これを情感とか刹那とか詩的リアリズムなどと評して楽しむのももちろんありだが、…
>>続きを読むやっぱりさすがのカルネ。めちゃくちゃ良い。スロースターターというか、語り口的にそうせざるを得ないとは言え序盤がダラダラしていて若干野暮ったいが後半は前半の反復をしたり反転したりと活かしてガンガンキメ…
>>続きを読む短文感想 72点
フランスらしい映画でした。フランス映画は若干苦手な傾向があるのですが今作は見やすかったです。北ホテルという安宿で心中をしようとするカップルがいたのですが、片方が勇気を出せず逃走。結…
『天井桟敷の人々』に負けず劣らずの良作。
パリの下町のホテルに集まる個性的すぎるはみ出し者の日常は、なんとなく『アメリ』に通じているような気がする。
サンマルタン運河に行くと、映画のまんまの北ホ…
北ホテル・・ってなんだか歌謡曲のタイトルみたいだが、現代のフランス語もそのまんまだからまあいいか。主要登場人物の一人が撃たれる場面で、祭りで子供たちが鳴らす爆竹の音で銃声をかき消して周囲に気付かれな…
>>続きを読むパリの下町にある安宿の「北ホテル」が舞台。
そこで起こったあるカップル間での事件がきっかけで…。
若いカップルや、北ホテルに泊まる人々や町の人々、つまり庶民の生活ぶりや交流を間近で見ることができ…
辛い生活に嫌気がさし死を求め心中を図った若い男女。男が銃の引き金を引き、女を撃ったが男は逃走。女は一命を取り留め、心中未遂をした北ホテルの従業員として働くことになった。
そこで、女はホテルの宿泊客の…