このレビューはネタバレを含みます
要するにテーマとしては「過去との訣別」なんですよねえ。
上手く行かない過去から逃避するために心中を選んだ二人。
上手く行かない現在から逃避するために駆け落ちしようとした二人。
逃避の結末は、
結…
ひっさびさのマルセル・カルネ監督♡
マルセル・カルネ作品おなじみ天井桟敷のおっかさんヒロインがこの作品にも出てたけど、今回は場末の娼婦的オーラ全開のおねーさま役だった
(´<_` )
ジャケに写…
「北ホテル」
冒頭、パリのサン・マルタン運河のほとりに建つホテル。貧しい人向けの安宿、心中を図る恋人等、拳銃、隣室の男、警察の疑い、病院、命を取り留める。罪悪感、首藤。今、愛がすれ違う場所で起こっ…
アナベラつながりで引き続きクラシック作品を。
運河沿いの安ホテル「Hotel du Nord(北ホテル)」に思いつめた表情で現れた、男ピエール(ジャン=ピエール・オーモン)と女ルネ(アナベラ)の物語…
舞台はパリの北ホテル。
若い男女が心中を試みるが、隣室の男に邪魔される。
彼女を死なせたと思い込み自首する男と、一命を取り留めて安ホテルで働き始める女。
励ます一方で、自身も心に傷を持つ中年男ルイ・…
このレビューはネタバレを含みます
「私をどこかへ連れていって」
「望むところだ」
後悔も心残りも心変わりもない。
新たな人生の旅立ちは目の前だったのに...
ジョジアーヌ号。
ああルネ。なんていう女なんだろう...
「人生の三…
Hotel du Nord 1938年 フランス 110分。 若い男女が、北ホテルで心中未遂事件を起こし、重傷ながら生き残った女は、このホテルで働き始める。以降、賑やかなパリ祭の夜まで人々の愛憎が描…
>>続きを読むマルセルカルネの作品といえば詩的な部分が注目されがちだけどこの街を全部セットとして作ったところやカメラワークも良い
死ぬという行為が生き方について考えさせる
最初の橋から降りてくシーンと最後の橋を登…
日常と愛のミルフィーユ
献血の話で盛り上がるような北ホテルの住人の庶民的な陽気さと、無理心中に失敗した悲劇の主人公ルネの悲壮感が折り重なり映画のバランスを保ちつつ、男と女の愛についての台詞が全体を…