「ラブ・アクチュアリー」の監督ということで期待したけど、前半は結構グダグダ…。
有名な俳優がたくさん出ているので、彼らのファンなら楽しめるかも?
かくいう私はビル・ナイとリス・エヴァンス目当てで鑑賞。キングスマンのランスロット(ジャック・ダヴェンポート)も出てきたので嬉しかったが、もし退屈を感じる人がいたら、「伯爵とギャビンがマストをよじ登るあたりから、まぁまぁ面白くなってくるよ」と伝えたい。
個人的に、ストーリー終盤の伯爵のスピーチにはグッときた。あの瞬間だけは私もラジオの前で涙するリスナーの1人だった。
「どんなに歳月が流れても 政治家はよりよい世界など作らない。だが世界中の若い男女は いつだって夢を描いて その夢を曲にするだろう。今夜大事なものは死なない。死ぬのはバカ野郎どもだけ。唯一悲しいのは 今後生まれるロックの名曲の数々をかける栄光に浴せないことだ」
とはいえドラマとして全体をみると、エピソードのひとつひとつが薄くて物足りない作品だったと言わざるを得ない。
興行収入が制作費を下回ったことにも、rotten tomatoが腐ってることにも納得しちゃう…(-_-;)