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魔法の剣のharuのレビュー・感想・評価

魔法の剣(1961年製作の映画)
4.0
選ばれしヒーロー。

王女ヘレンが魔法使いローダックにさらわれてしまった。早速6人の騎士と共に救出に向かうジョージだったが、ローダックが仕掛けた7つの呪いにより、騎士たちが次々と命を落としていく。果たしてジョージは無事にヘレンを救えるのか!?

何コレ、めっちゃ好き!!ダークな感じが「オズ」っぽくてワクワク。巨人とかドラゴンとか、ショーを見てるみたいでした。
ジョージとヘレンの馴れ初めがだいぶ無理矢理すぎるんですが、全体的にいろいろ強引な展開なので気にならない。ヘレン狙いの王宮の騎士プラントンは、一番にヘレン救出に名乗りを上げるも、オッサンだったので王女から拒絶される。さすがにヴィランのローダックからも「選り好みするな」と的確すぎるツッコミが入るも、ヘレンが選んだのはジョージ。それはジョージに魅力があるというよりは、たぶん二択しかないからな気がする…
ということで意外とマトモなのがローダック。彼のヘレン誘拐の動機は一応理屈が通ってるんですけど、そのわりに7つの呪いがかなりテキトー。最初に「世にも恐ろしい7つの呪いじゃ!食らえー!ガハハ」とか高らかに宣言するわりには、絶対今考えたよね?みたいな呪いもあったし。てかそもそも7つあったか?
ということでツッコミどころは満載ですが、ドラゴンの造形はかっこよかったし、ハリーポッターとは違ったおもしろさでした。
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