真世紀

ハウスシッター/結婚願望の真世紀のレビュー・感想・評価

ハウスシッター/結婚願望(1992年製作の映画)
4.3
新年初笑いで久々に再見。

設計事務所勤めの建築家ニュートン(スティーブ・マーティン)は故郷の町に自身で建築設計した家にリボンを結んで幼なじみにプロポーズ。だが、どん引きされて玉砕。

失意の日々、パーティ会場のウェイトレス・グエン(ゴールディ・ホーン)とついつい一夜の情事。夜中に我に返って逃げ出したが、置いてきたのが問わず語りの先の顛末と紙ナプキンについつい書いた家の外観。それを頼りにグエン、その家を尋ねあて、幼なじみや両親まで含む町の人に「妻です」とコロッと偽り、住み着きだす。

ついに家を売る決意をして町を訪れたニュートン、住み着いたグエンの嘘が罷り通っている事態に唖然とするも、逆にこれを幼なじみの気をひく機会に利用せんとグエンと約束。仮面夫婦として互いに都合のよい嘘をつきまくっていくことに…。

スティーブ、ゴールディが丁丁発止の応酬のラブコメディ。といってもどちらかといえば引き回すのが口八丁なゴールディ。基本、詐欺師で嘘をつくのは平気でも、それで人を傷つけるのは本位ではないところが、なんとも憎めずそしていつもながら可愛らしいかぎり。本当、一番大好きなコメディエンヌであります。

監督は才人フランク・オズ、脚本マーク・ステイン。
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