ベビーパウダー山崎

悪女のたわむれのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

悪女のたわむれ(1969年製作の映画)
3.0
大金持ちの秘書兼娼婦の悪女がチンピラをたぶらかせて金を盗ませようとする。原作はエルモア・レナード、訳されていないので俺は読んでいないがレナードっぽい話。金を盗みたいのか、犯罪のスリルを味わいたいのか、そのどちらもだろうが案の如く計画が失敗して狂ったように暴れまわる悪女の哀れさが終盤にきちんと描かれていて良かった。パルプ・ノワールなのにビーチボーイズみたいな軽薄な音楽が終始流れていて違和感。悪女役のリー・テイラー=ヤングは脱ぎまくり、ライアン・オニールは何を考えているのかよく分からないいつも通りのぬぼーっとした表情。