hrt2308

吹けば飛ぶよな男だがのhrt2308のレビュー・感想・評価

吹けば飛ぶよな男だが(1968年製作の映画)
-
plus+松竹

1968年作品。山田洋次監督+なべおさみ主演の人情喜劇。

当時主演のなべおさみは大人気だったらしい。ハナ肇の付き人だった縁での山田作品主演だったかも。

脚本は山田洋次と森﨑東の共作。

ヒロインは東映所属だった緑魔子。今までの山田作品のヒロインとは色合いの違う女優のキャスティングだ。森﨑東の好みかも。

舞台は大阪。チンピラのなべおさみが九州からの家出娘緑魔子を利用しようとしながら何かと世話を焼くうち好きになる、、、。

山田洋次の真面目さに森﨑東の下世話さがミックスして作品全体が生き生きしている。

家出娘の出身地が九州だってのも森﨑東らしい。

脇をミヤコ蝶々、有島一郎、佐藤蛾次郎などが固め好演。主人公の隣に住むヤクザを演じる犬塚弘がいい味を出している。

特別出演で小沢昭一、長門勇が顔を見せる。
hrt2308

hrt2308