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吹けば飛ぶよな男だがのピッコロのレビュー・感想・評価

吹けば飛ぶよな男だが(1968年製作の映画)
3.5
仁義なき"やまださん"

もしも、やまださんがチンピラ映画を撮ったら?な作品。
家出少女とチンピラの楽しい交流から、指つめ、ヤクザとの抗争、いかがわしいお店、拘置所・・・と、あんまり、やまださんらしくない。
ギラギラしてんなぁ~。

九州から家出してきた少女が、チンピラと仲間達にナンパされる。
彼らの目的は、わいせつな動画を撮ること。
助けを求める少女の姿を見て、チンピラは仲間を裏切り、少女と逃亡する。
この女の子、少し頭が弱く、世間知らず。
なので、少しでも目を離すと、悪いおじさん達に騙されそうになる。

知らないおじさんに、ついて行ってはダメ!
可愛いい女の子ほど、知らないおじさんに良く声をかけられてしまう!
人間って、変態ばっかだ!!!

で、そこから色々あって、彼女は、お風呂屋さんで働くことになる。
無事に就職先が、見つかって良かったね!
だけど、このお風呂屋さんは、少し変わってて・・・。
女の人に体の隅々まで洗ってもらえる、とっても楽しいお風呂屋さんみたい。

で、そこからなんやかんやあって、チンピラはヤクザに弟子入りしたり、敵対するヤクザと抗争したりと、まぁ、色々あるわけで・・・。
で、あれこれあって、カトリックとかも絡んできたりする。

チンピラ映画だけど、喜劇的な作品に仕上げてるので、基本は楽しい作品だけど・・・。
人間は、いかなる状況に落ちても幸せになれる生き物。
ここらへんが、やまださんっぽいかな?
どんなに貧しくても、笑えるんだ!って。

あと、佐藤蛾次郎さんが、最初から最後まで、ほぼ出てるのが嬉しくて仕方がなかった。
役の口癖は、"あにき~。"
そう!あのキャラに、そっくり!!!

と言うことで、今作は、寅さんの原型と言われてるらしいけど、正直、良く分かんなかった!
ダメじゃーーーーん!

なので、指つめて、お詫び致しマッスル!🔪👈
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