てりり

ママと娼婦のてりりのレビュー・感想・評価

ママと娼婦(1973年製作の映画)
3.7
2016/11/16 15:00〜18:40
アテネ・フランセで仏映画『ママと娼婦』をみたところ。
220分たっぷり男女の性愛の話だったけど、この映画の本質は、性愛の実態を言語化して認知することを推し進めていく、という知性的なことだと、全編見終えて思った。

映画の内容は、露骨な性愛と複数男女の関係のなかで、個々の人間の本質的な問題を言葉で言い表して浮き彫りにしていくなかで、だけれどもそんなことをしてもどうにもならないし解決するわけでもなく、ただ、そういうものなのだということを関係してる人たち皆が認識しつつもそのままの関係性の延長を生きていくしか無いことを認識して終わる、という映画だった。
思い込みとか、思わせぶりとか、そういうところが出発点で、ただ、全てはそういうことなのだと全て認知して受け入れて、好きも嫌いも嫌も嬉しいも何もかも、認知していく感じ。
それによって気持ちが落ち着いていく、登場人物みなの
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