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脱獄十二時間の映画情報・感想・評価・動画配信
脱獄十二時間を配信している動画配信サービス
『脱獄十二時間』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次
脱獄十二時間が配信されているサービス一覧
脱獄十二時間が配信されていないサービス一覧
脱獄十二時間の評価・感想・レビュー
脱獄十二時間が配信されているサービス一覧
『脱獄十二時間』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
脱獄十二時間が配信されていないサービス一覧
『脱獄十二時間』に投稿された感想・評価
経年変化の感想・評価
2020/07/06 18:23
3.2
あっさり脱獄直後のハンネス・メッセマー、リノ・ヴァンチュラが別行動をとる事で話の方も並列的に語られていくわけだが、これが完全にぶつ切り状態のまま無造作に構築されていくもんだから正直観ていて何かの苦行なんかなと思った笑。
名優二人を配置して質感の全く異なるパートを平行させる試みがいま一歩機能せず
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AONIの感想・評価
2023/02/04 17:50
3.0
三人の男の運命を狂わしてゆく一人の女。フレンチノワールで描かれる女は、まさに“運命の女”だ。
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ミラーズの感想・評価
2021/12/04 11:29
5.0
「中世と見間違うほど、暗く重苦しい牢獄から脱した三人の男達の運命を、深い陰影のモノクロ撮影で表現するノワール」
スリラーの名作『悪魔ような女』(1955年)やヒッチコックの名作で近年評価が高い倒錯サスペンス『めまい』の原作コンビでもあるピエール・ボワローとトーマス・ナルスジャックの原案脚本なので期待したが、サプライズ的なスリラーやサスペンスより、過酷な刑務所で忘れた安息と自由を取り戻そうとする男達と港のクセ者たちとのフイルム・ノワールとして仕上げられている。
冒頭から中世と見間違うほど、暗く重苦しい牢獄を、深い陰影のモノクロ撮影で見事に表現していて正にフイルム・ノワール。
撮影のアンリ・カルタンは、全編に渡って陰影に富んだモノクロ撮影を屋外ロケとスタジオロケでも統一感をもっていて特に素晴らしい。
カメラアングルもファックスのみならず、ちょっとした移動撮影を心情に応じて要所で使い巧みである。
主演はフランスのノワールの代表でもある名優リノ・バンチュラであるが、今作ではどちらかと言えばドイツの名優ハンネス・メッセマーの方が儲け役でもある。(ちなみに自分はリノ・バンチュラが以前から贔屓の役者です)
特にそれまではドイツの軍服姿のイメージだったハンネス・メッセマーが印象的なのは、同獄の仲間から何時も聞かされていた奥さんに想いを秘めてしまった男の純情をクールに体現しており、スマートな黒いセータ姿も似合っていてとても格好良い。
港の酒場のマダムで裏家業で密航斡旋もしているローラン・テルジェフの当時60代とは思えない美しくも貫禄ある年増振りもお見事。
リノ・バンチュラが彼女のベッドに横たわり嬉々と安堵する場面でのやりとりもイイ。(その姿に監獄の過酷さも垣間見えるが)
007の名悪役ゴールドフィンガー役で知られるゲルト・フレーベの老年写真家と奴隷のような若い愛人的立場のエバ・バートックの関係性などは結構不快で不気味なのは『悪魔のような女』を想起させるし、更に彼女と付き合っていた男と婚約者の関係もなんとも怖い。
脱獄犯の妻であるエバ・バートックが半裸で拳銃を持つ場面などは、生活感(室内の美術セットの質感などの出来も高水準)に溢れた部屋にも関わらず、白い素肌の背中と振り返る姿勢も相まってとても美しい。
パリ祭革命記念日で浮かれる人々に混ざってバンチュラに絡む若い警官との喜劇的やり取りとその顛末なども意外性が定番ながら面白い。
出番は僅かだが、密航船の男が終始変わらず無情な態度で金に執着するのもラストを甘くせずにスパイスになっている
『悪魔ような女』や『めまい』ほどの完成度や話題性は無くて、アメリカ映画のノワールなどよりバイオレントで直線的な犯罪劇として展開やスピード感は弱いが、この捻れた展開と皮肉な雰囲気は如何にもフランスのノワール的で、もたつくところもあるが、三人の男達と悲しい女の非情な最後を深い陰影のモノクロ撮影で表現するノワールとしてとても楽しめると思う
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