スイカ狩りを邪魔する奴はチンピラだろうが殺し屋だろうが問答無用でブチのめす! スイカに取り憑かれた元軍人の農場主という個性大渋滞なキャラクターをブロンソンが熱演。よくある舐めてたヤツが殺人マシーンでした映画ではあるが、ことの要因が人でも犬でもなくスイカにあるのが面白い。大切なスイカをマシンガンで虐殺され、ブチ切れるブロンソン。畑を蹴破り丘を飛び越える壮絶なカーチェイスを繰り広げた挙げ句、巧みな作戦で自らの狩り場に誘い込み、怒りのショットガンで敵を淡々と始末していく。ケリの付け方のあっさり具合がこの時代らしくて好きだし、ブロンソンがスイカに執着する理由が結局さっぱり分からんのもイイ。