酸基

洲崎パラダイス 赤信号の酸基のレビュー・感想・評価

洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)
4.0
川島雄三の名作。向こう側の遊廓とこちら側の世界を区切るゲート、その境目にある呑み屋という設定が既に面白い。「赤信号」というタイトルは示唆的で主人公達は赤と黄色の中間にいるよう。周辺の人々の中には赤信号を超え、悲惨な結果となる者もいたり。女将の背中、水面に浮かぶ玩具の日本刀、幽玄な男の足元と画も印象深い。男女の関係に爽やかなものは無いが、駆け出していく2人の姿は不思議に爽快。
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