昭和31年の洲崎。街と色街の境界での話。
橋と門によってわけられているこちらとあちらの世界。
しかし境界にあるその空間は、双方がグレーに混ざり合っている。
映像の表現力。
長く不在だった飯屋の主人…
面白い!
時代を鮮やかに切り取った、
華麗なる喜劇。
赤線洲崎のバス停でバスを降りる一組の男女。
人生お先真っ暗の二人が、
それぞれ別々に自立しようとするが、
結局二人はまたもどってしまう。
男…
同年、溝口健二の遺作『赤線地帯』で同じように売春防止法施行直前の特飲店について撮られていたが、あちらの方に軍配が上がるか
あちらは特飲店で働く女の群像劇と店に入り込んだ映画であったが、こちらは特飲店…
このレビューはネタバレを含みます
川沿いに並ぶ日本家屋が綺麗だった。
場所柄もあってか人と人の距離がめちゃくちゃ近い。全員顔見知りな間柄が昭和感あって良かった。
あと、ざらっとした質感の白黒じゃなくしっとりしたキメの細かい感じの質感…
橋を渡れば赤線、洲崎パラダイス。橋の手前の飲み屋「千草」を舞台に、なんとか橋を渡らずにこちらの世界に留まろうとする女と男の群像劇。誘惑に負けながらふらふら。堅気に生きるのは楽じゃない。何度も振り戻さ…
>>続きを読む「しとやかな獣」があまりにも面白すぎたので、同じく川島雄三監督の人気作をチョイス。しかもオープニングで気づいたのですが、この作品、助監督が今村昌平。今村昌平は川島雄三の一番弟子ということを初めて知り…
>>続きを読む洲崎(現在は江東区東陽町)、元赤線地帯だった東京の下町
夫(?)がいながらも呑み屋で男性客にべったり接待する主人公は同性からみると更に嫌な後味を残す
木場で土を運ぶトラック…そういえばこの頃は戦後、…
© 日活